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80: カメラ付サングラス

この歳になってというのが気恥ずかしいが、コンタクトレンズの着用に興味が出てきた。かつて数週間だけ使ったことがあったが生活習慣上長続きせず、これまでの人生のうち7割以上を眼鏡をかけて過ごしているし、自分の使う眼鏡への愛着は割と強い。

というのも、SnapのSpectaclesをじっくりと使いたいと思ったのだ。

Spectacles by Snap Inc.

このSpectacles、プロダクトとしてだけなら面白カメラ付メガネだろ!と特に興味がなかったのだけど、その売り方のせいで何だか欲しい気持ちにさせられている。基本的にはECや店舗での販売はしていなくて(最近ニューヨークで遂にショップができた)、全国のどこかにある日突然自販機が設置され、その大まかな位置情報や設置されている景色がウェブ上に公開されるだけ。

人づてに情報が伝わり、すっかり行列が出来て売り切れてしまい、早々にeBayでは倍近くの値段で取引される(当初は10倍以上にのぼったようだ)というのを眺めていると、何となく定価に近しい価格で手に入れたくなってしまう。そのためのコストを割いてまで手に入れるのなら、使い込みたいと思うようになり自身の身体条件から合わせようと考えるに至った。ちょっと多めにお金を積めばいいだけなんだけど、それをして新しものを捕まえて最初だけ使った写真を公開して満足するスタートアップ周りのおっさんと一緒みたいで嫌だなと、都合よく買える線が無いものかと考える。ニューヨークへ遊びに行けばいいんだろうか。

正直コンタクトレンズを目に入れるのももう死ぬまでやりたくないなあと決めていたのが揺らぐのだからプロダクトひとつでこう気が変わることはとても歓迎したい。アメリカでの日光と対峙する生活に合わせて度付きのサングラスを持ち歩くこともあったが、その調整を怠っているうちに使うと頭痛がするようになったので、度無しで済むようにSpectaclesで遊ぶついでに一緒に解決出来たらいいかと目論んでいる。トランクルームに眠ったGoogle Glassも眼鏡と悪魔合体させずに使えるとまた感じる事が違うんだろうか。

Snapchatは与えるべきパーミッションが多いのに怯んで、いつかAndroid端末を買い替えたタイミングで再度の利用を断念してから縁がない。

Shift - 複数アカウントを切り替えられるGoogleサービス専用のブラウザ

Shiftは複数のGoogleアカウントの切り替えに対応した、Gmail (Inbox), Google Calendar, Google Drive専用ブラウザアプリ。

Shift

Macのリソースを豪快に食べ続けるChromeを未だに使っているのは、Googleアカウントの切り替えが大きな理由になっている。やるべき作業や国などのコンテキストごとに切り替えるべきGoogleアカウントがだいたい4, 5つあって、それぞれのアカウントプロファイルで、Gmail(もしくはInbox)とGoogle Calendarのタブを常にピンしている状態を基本形とするようになって結構長い。

メーラーアプリを用いていることもあったがどうしても検索の面やアプリ自体の不具合にやきもきすることが多く、ブラウザアプリに回帰している。(それでもAirmailは気に入っていて、前職の仕事用のマシンでは丸2年は使っていた)

Shiftを使う上での難点としては、Googleのメールボックスを見る権限を与える必要があることで(おそらく受信通知や未読数の表示に用いている。ログイン自体のアカウントやパスワードはアプリ内のブラウザで入力する必要があるが、これ自体はアプリ側で取得はしていないものと見受けられる)。

リリースされた当初より、このアプリに目をつけていたものの、その際は権限を与える気になれず利用開始に至らなかった。少し経ってからProduct Huntでフィーチャーされたタイミングで結構利用者が伸びたのが伺えたので、まあ大丈夫そうかなという判断に至った。Fintech系のサービスに平然と銀行のログイン系の情報を与える時の気持ちに近しい。現状同権限を与えているサービスが他に数点あって、そちらよりはリスクよりも得られる利益が優先出来るかなというくらいの温度感。

これを乗り越えると、あとはいくつかのChrome Extensionを諦められれば、晴れて7年くらいぶりにSafariをメインブラウザに切り替えられるのではないかというところ。ただ、このShift自体がそもそもElectron製(のように見える)でChromeが走っていることには変わりがないのではという気もしないこともない。

ウェブマーケティングという茶番

ウェブマーケティングという茶番 (経営者新書)

ウェブマーケティングという茶番 (経営者新書)

 ウェブマーケティングなるラベルの介在するところに、うさんくさいものが入り混じっている直感や不要に不快になることは時々あって、そういったところに対して何かスカッとした気分になれるものでも書いてあることを期待して手に取った。総じて期待とは違っていて、著者が同業者への不平を漏らし続けるのを眺めることになるのだが、コンテキストを僕が持っていないのが悪いのかもしれないが、それっぽく数字が出ている割に具体性、論理性が欠けていて、誰が悪いとも言い切れない情報が繰り返されるのが辛くなって途中で読むのを止めた。

 語気の強い文章の繰り返しから鬼気迫る空気感に、何か悪そうなことが横行しているのは伝わってくるのだが、本質的な判断が出来ないまま人々がウェブマーケティング?なるものに取り巻いているに過ぎないように文面からは受け取れた。人が人に何かを依頼するどんな場面でもそうだけど、そのウェブマーケティングというのはふわっとしていてちゃんと扱える人がそんなに居ませんという状態のよう。ウェブっぽい仕事に就くようになって10年近くになってもウェブマーケティングが直接的に何を指すのかがわからないままで、これはこれでいいのかという気持ちにならないこともないけれど、プロダクトやサービスに対しての流入をどうやっていきましょうかって話じゃないのかな。