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40: 元気な姿を見せれば良いというわけにはいかない

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 Appleの敷地を訪れるのも勿論4年ぶりだが、MacBookを抱えてロゴの前で写真を撮ったのはもう出来ない心地だった。カンパニーストアも手慣れた姿でグッズの種類を増やし、自身も感嘆したようなリアクションもなく物色する。どちらが慣れてしまったのか。レジで"そんなに嬉しいのか"とカードをスワイプしながら笑顔を指摘されたので文字にした程慣れてはいないみたいだった。

 東京の部屋を畳んだ時に、ほとんど使わなかったそれらが出土して捨てるようなことになったので全部人に渡すためのものだと考えていたのが前回との大きな違いだ。

おみやげが苦手だ

 とても難しい。"何を"渡すかを考えることはとても好きなのだが、"誰に"を考えるのは負荷が高い。ものを見つけて誰に渡したいというのはすっと決められるものの、その人に渡すことであの人に渡さないのは本意ではないから、あの人にも何かという連鎖が僕の鞄を重たくする。自分の中で再度ヒエラルキーみたいなのを組んだり、過去の恩義を一覧したりするのは判断に対しては筋が通るのだけど本意と遠ざかっていくように感じて、考えることをストップさせる。結局は渡したい人に渡すのだと戻ってくるのは最後になってからだ。

 慣れの問題で上京した時にも同じようなことを考えたが、最後は手提げ鞄ひとつで実家に帰っていたのだから、もっと根を張れば良いのだろう。きっと僕のプロダクトもそうなりがちで、最初に詰め過ぎて破滅している。飛行機の時間みたいなリミットがなかったら結局リリースすらしない。良くない。