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66: ホーム感のようなもの

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http://instagram.com/p/tfojUjLMBJ/

 2ヶ月と2週間くらいアメリカの部屋を空けていた。東京では会社の借りているマンションを仮宿として、京都、福岡、シンガポールベトナムと動いて回った。それらのことはまた思い出したら書くとして、SFO到着時のことを記しておこうと思う。夕方に到着した飛行機を降りて、入国審査にてビザを見せたら同乗していた日本からの観光者に比べて笑えるくらい早く通過を出来て英語がもう聞き取れなくなっている不安は無為になった。How are you?にgood, goodと返しただけ。

 年の始めにやってきた時の新しいところへ降り立って不安だった感じが全くしなかった。慣れたわけではないとわかっていて、シンガポールに着いた時にすいすいとSIMを買って、地下鉄を買ってと動く時と同じで、何かを警戒したような感覚がどこかで失くなっていた。地元とまでは言わないけど都内で知らない駅を歩いた時に近い。あー、まだ自宅のように(よく考えると自宅らしい自宅を失って2年になる)ホームに戻ってきたんだと思わないのだなと思いバスに乗り、Belmontで降りたところで嗅いだ匂いだけはとても帰ってきた気持ちになった。翌日はサンフランシスコでの食事に呼ばれるなどドタバタとしていたが、電車、地下鉄に乗って行き、ちょっと遠目のところに歩くのも今までより足取りが軽かった。

 帰宅時には日本時間での日付を伝えてしまっていたためか、Adam が僕の帰ってくる日を翌日だと思っており、部屋の前で泥棒を警戒して刀を持ちだしてきた彼と笑い転げた。おみやげにハッピーターンを一袋あげたらその日にたいらげてしまい、俺のダイエットを止めやがってと嘆いていた。