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73: ほどほどに人と会いたい

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 10月は客人が相次いだ。GitHub Universeに来た藤原くん、6年前にこのベイエリアを一緒に回った里田くん、一緒に働いている田沼さん、はてなのバイト仲間の灰色ハイジ、11月まで含めるとクックパッドで同僚だった山口さんやRubyの福森くんも来訪にあたって声をかけてくれて、それぞれの間も数日空くかどうかでずっと賑やかだった印象が強い。

 サンフランシスコに越してから、Caltrainの移動にやきもきすることもなく(Uberを使ったとしても都市部まで30分以上)、空港以北なら軽く足を踏み出せば会いに行けるようになったのもあり、客人を迎えるのが楽しくなっている。それは東京に居た時の生活と近く、サンダル履いて外に出たらすぐに知人に会えてしまうというのは本当に自分を助ける。が、それは時に甘やかす。東京では知人も順当に増え、そうやって会いに行くことが慢性的になってしまっていたので、意志の弱い自身にとっては諦められる程物理的に離れられている今がとても向いている。たまに客人が来てくれるだけでちょうどいい。

長生きする理由が出来た

 相次ぐ客人の中で、特に灰色ハイジが来る時には、夏に飲んだ時に何気なく遊びにおいでよと言ったら、本当に来たのでちゃんともてなすかと宿泊環境を整えたり、観光っぽいところを抑えたりなどした。結果としてサンフランシスコだけでなくマウンテンビュー、パロアルト周辺まで2,3日に詰めて満遍なく回れたので悪く無かったんじゃないか。といっても平日の半分くらいは仕事に時間を取っていて、作業場にしているカフェで放し飼いみたいな状態も多々あった。

 観光中に写真を撮る係として誰かが彼女の写真へコメントで揶揄したドローンとして一緒に動きまわっていたのだが、4日くらいを共に過ごした直感で、ある日の帰り道、ホームレス彷徨うマーケットストリートでプロポーズをしていた。思い切った行動をあまり思い切った気分にならず唐突にやってしまう節があり、こういうのは会社を辞めるだとか渡米するだとかぶりだなーとその場ではケロッとしていた。あまり結果には強く期待をしなかったが、しばらく返事を待てと残して去った彼女の帰国の2日後にはそれが受け入れられ、その時は大層喜んだ。その後やりとりをするようになっても直感に割と間違いはなかったのと、自分が丁度良く歳を取っていたこともよくわかった。会社の買収後、先の計画を全く持っておらずどうしたものかと思い悩んだ自分の人生ももうちょい何かあるもんだと安心して、自分事ではひとまず次のことに集中をし始められている。