ニンフォマニアック Vol.2

Vol.1 を観た後に、薦めてくれた当人は映画館で観て笑いをこらえるのが大変であったということを聞いたからか、ちょっとした描写や台詞に笑ってしまいがちであった。終盤に向かって、序盤よりも性嗜好のマイノリティな要素をうまく散りばめられていて、ジョー自身の異常性よりは人間そのものが多様であることに意識が向くような進行であった。 最終的に綺麗に話がまとまっていったが、時間の流れの割に同じ人物や景色が繰り返し現れるに連れて、思っていた以上に狭い世界の中で出来事のように映り、身近でも幾つも起き得ているかもしれない出来事であるように映った。

最後まで通して話を聴き続けたおっさん、セリグマンの最後の振る舞いと捨て台詞に全てが込められていて、暗転を失笑で迎えた。

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