凍った脳みそ

技術書ではない次に読みたい本が決まったので、中途半端に読んで放置していたものを読み切った。

凍った脳みそ

凍った脳みそ

タイトルは後藤正文氏のレコーディング用スタジオであるCold Brain Stuidoにちなんだタイトル(BECKの"Cold Brains"から来ているとのこと)。大いに自分の書いている文に影響をしている、使いたいことが優先された響きのある比喩や、くどいほどの数の例や該当する情報を並列で並べる癖を一冊通して見続けるのは、なかなか堪えることもあった。彼にとっての歌詞や僕にとってのコードのように比較的短くせざるを得ない制約はとても功を奏しているような気がする。

話は概ねスタジオの構築の話に終始するが、海外でのレコーディングについても触れられ、ファンとしては連載を全て辿るのには大変なのでアーカイブとして出してくれてありがたいというのが感想になる一冊だった。

前のものからしばらく開いたが

その間に出たもう一冊は読み始めにくじけ、付属のCDだけリッピングして未だに読んでいない。

YOROZU~妄想の民俗史~

YOROZU~妄想の民俗史~