75: 各食事で調理を評価しない

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作り置きというのを始めた。週末あたりに3,4品が1週間弱保つレベルで調理しておいて、平日は適当に盛り合わせるだけでやっていく。無事に3週目に入り、少しずつこなれて来たように感じるのと明らかに出費が減って、体重減が始まっているのが分かるのでしばらくは続けられそう。インスタントで凌ぐとひもじくなって、作業後に外食もしくは買って帰るとボリューミーみたいな状況が解消された。

ここがアメリカというのもあって、部屋に電子レンジがない(オーブンならあるというアメリカのアパートらしさ)、パンと肉とワインが安い、日本の食材が無いというのもあって、日本語のリソースのものに対して若干工夫というか都合を合わせるのが面白い。白ワインと豚バラブロック(こっちだとスーパーでPork Libで探す)を$15くらいで調達して1週間近く使える豚肉のリエットはもう既に3回作ってレギュラー化していたり、パン(1斤で$2も行かない)は常備して作りおいたものを挟んだり、乗せたりすれば食事みたいなものが簡単に成立する。逆にいわゆる白ネギ等一部の食材にこちらでは簡単に出会えないことや、みりん等日本のレシピにだいたい使いそうな調味料が軒並み高いことを改めて思い知った。

元々は常備菜という言葉を見かけることが増えて、これはおそらく丁寧な暮らし的なやつだと勝手に思っていて、レシピを漁るも本当に菜だけで肉に出会えなかったところから作り置きに辿り着いた。お惣菜も菜だけど肉あるよなって。その名残で、計画を始めた自家esa上のドキュメントは常備菜というタイトルのままだ。

https://esa-pages.io/p/sharing/558/posts/35/d2bd901c9c75e2ac2616.html

当初は猫と暮らしている状況で調理に起因して危ない目に遭わせかねないと避けていた(お湯を沸かす間でさえ傍に来てヒヤヒヤしていた頃があった)現居での自炊だったが、年始だけは作るかと実家のレシピの雑煮の調理に手を付けたら思いの外、猫との関係が前よりも良くなっているのかキッチン周りで余計なことをされず事なきを得て、1年ぶりくらいに調理を楽しんでいる。複数品を同時に調理する作業は都合よく普段の考え事をしている頭を休ませてくれる。

金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術

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こういう情報になった時点でとっくに誰もが知っていることがまとまっていて、大したことは書いていないもしくは全力で情報操作をしているというレッテルがあって読まなかったが、syou6162が確定拠出年金に触れるにあたって読んだと書いていたのを見て手に取った。

タイトルはある種の釣りで、概ね確定拠出年金(DC)がどうお得っすという話が繰り返し易しく説明してくれていて、DCの性質上絡んでいるMMFはじめ投資信託、保険商品についての資産形成の基本の部分にも触れている。DCの利点(ほぼ一冊をかけてそれを繰り返していただけ)としての所得控除の額がたしかに目立っていて、キャピタルゲインや利子で利益を増やすより出て行く税金減らす方に力を入れた方がきっと総合的には得するんだろうけど、お金ってバコンと増えないとスカッとしないから世には注目されないのだろうかと加入者の少なさに小並感。

個人的には、ありがちな資産運用は社会人になってからどんなもんかと試すところから入門して、現物株、信用株、信託、外貨を触ってみていたのだが、本書のおかげで残念な投資信託商品を銀行に掴まされていた(ウェブ上でも人気のとかで上に出てきて何か条件が良さそうに見えるように工夫されていた)ことを改めて認識してガックリ来た。勉強料にしては手数料を相当払ってしまっていたようだ。目論見書にせよ商品概要にせよ比較する気も失せるような文量、インタフェースの悪さで、とりあえずオススメらしいのに触れるというのはこの場合事故しか起こさない。

今は曲がりなりにもFinTechに関わる立ち位置でアメリカに居るので、現地の面白そうなサービスを順に使っている。色々出てきて飛びついたものの継続して触るものは落ち着きつつあって最近だとRobinhood, Betterment, Acornsは1日1度は目を通し、仮想通貨の為替遊びとしてBTCとXRPを日々気休め程度に触っている。いずれもウェブサービスとして資産運用とどう関わる表現をされるのかというところに興味が寄っていて、月々の余剰金を適当に突っ込んでいるだけでしかないので、資産運用をしているとキメ顔をすることも出来ない。そして今日の時点ではひどくマイナスである。

ちなみにDCもこちらの401Kも、将来どこに居るかというのが先決で直近はまだ触れる予定がないが、他にも保険、ローン、不動産といった商品には縁がないと思っていたものの、今回のDC同様に実態を知っておく気になってきた。ちょっと先を見越すべきことが明確になってきたし、今使わない現金はどうにかしたい面もあったのできっかけとして良かった。

映像作品集11巻

映像作品集11巻 [Blu-ray]

映像作品集11巻 [Blu-ray]

メイキング含めて通しで観て、副音声を入れてMVだけもう一周。All right part2、踵で愛を打ち鳴らせといった関和亮監督のものが良い。他に担当している作品も知らずに観て良いと思っていたものが含まれていた。

副音声は初期の作品に比べてMVの内容から脱線した雑談の度合いが高くなってきているものの(今を生きてのMV中でわずかに彼らが映るシーンでは大学時代のアパートの名前の話で盛り上がりすぎてスルーされてしまっていて逆に笑えた)、こうしてコンテンツになって、それを良しとして消費されるのだからファンというのは欲しがりでしかない。

収録されているMVはいずれも毎回リリースされる度にちゃんと観ているつもりだったが、気が向いて大きめの画面(といっても27インチのPC用ディスプレイ)に流して見たら、Blu-rayだからというのもあるのか、12, 3インチそこそこのラップトップでYoutubeを通して観ていたそれらよりも細部が見えた。木目とか髪の毛のツヤとか。こうして人は大きな画面を求め、良いとされる音響の環境を揃えるのだろうと、別にラップトップやスマートフォンタブレットで十分楽しめるし大きなテレビやスピーカーなんて要らないという気持ちが少し否定された。

それにしてもアメリカで注文して、日本の発売日には手元に届くのだからびっくりする。Amazon Global配送なるものに1500円を払ってはいるものの、日本国内の離島の店舗より早く手に取れているのではないだろうか。こうしてわざわざ買った彼らのCD等は観賞用にリッピングを経て大事に保管され帰国の折にトランクルームに置いた専用のダンボールにアーカイブされる。