金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術

金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術

金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術

こういう情報になった時点でとっくに誰もが知っていることがまとまっていて、大したことは書いていないもしくは全力で情報操作をしているというレッテルがあって読まなかったが、syou6162が確定拠出年金に触れるにあたって読んだと書いていたのを見て手に取った。

タイトルはある種の釣りで、概ね確定拠出年金(DC)がどうお得っすという話が繰り返し易しく説明してくれていて、DCの性質上絡んでいるMMFはじめ投資信託、保険商品についての資産形成の基本の部分にも触れている。DCの利点(ほぼ一冊をかけてそれを繰り返していただけ)としての所得控除の額がたしかに目立っていて、キャピタルゲインや利子で利益を増やすより出て行く税金減らす方に力を入れた方がきっと総合的には得するんだろうけど、お金ってバコンと増えないとスカッとしないから世には注目されないのだろうかと加入者の少なさに小並感。

個人的には、ありがちな資産運用は社会人になってからどんなもんかと試すところから入門して、現物株、信用株、信託、外貨を触ってみていたのだが、本書のおかげで残念な投資信託商品を銀行に掴まされていた(ウェブ上でも人気のとかで上に出てきて何か条件が良さそうに見えるように工夫されていた)ことを改めて認識してガックリ来た。勉強料にしては手数料を相当払ってしまっていたようだ。目論見書にせよ商品概要にせよ比較する気も失せるような文量、インタフェースの悪さで、とりあえずオススメらしいのに触れるというのはこの場合事故しか起こさない。

今は曲がりなりにもFinTechに関わる立ち位置でアメリカに居るので、現地の面白そうなサービスを順に使っている。色々出てきて飛びついたものの継続して触るものは落ち着きつつあって最近だとRobinhood, Betterment, Acornsは1日1度は目を通し、仮想通貨の為替遊びとしてBTCとXRPを日々気休め程度に触っている。いずれもウェブサービスとして資産運用とどう関わる表現をされるのかというところに興味が寄っていて、月々の余剰金を適当に突っ込んでいるだけでしかないので、資産運用をしているとキメ顔をすることも出来ない。そして今日の時点ではひどくマイナスである。

ちなみにDCもこちらの401Kも、将来どこに居るかというのが先決で直近はまだ触れる予定がないが、他にも保険、ローン、不動産といった商品には縁がないと思っていたものの、今回のDC同様に実態を知っておく気になってきた。ちょっと先を見越すべきことが明確になってきたし、今使わない現金はどうにかしたい面もあったのできっかけとして良かった。

映像作品集11巻

映像作品集11巻 [Blu-ray]

映像作品集11巻 [Blu-ray]

メイキング含めて通しで観て、副音声を入れてMVだけもう一周。All right part2、踵で愛を打ち鳴らせといった関和亮監督のものが良い。他に担当している作品も知らずに観て良いと思っていたものが含まれていた。

副音声は初期の作品に比べてMVの内容から脱線した雑談の度合いが高くなってきているものの(今を生きてのMV中でわずかに彼らが映るシーンでは大学時代のアパートの名前の話で盛り上がりすぎてスルーされてしまっていて逆に笑えた)、こうしてコンテンツになって、それを良しとして消費されるのだからファンというのは欲しがりでしかない。

収録されているMVはいずれも毎回リリースされる度にちゃんと観ているつもりだったが、気が向いて大きめの画面(といっても27インチのPC用ディスプレイ)に流して見たら、Blu-rayだからというのもあるのか、12, 3インチそこそこのラップトップでYoutubeを通して観ていたそれらよりも細部が見えた。木目とか髪の毛のツヤとか。こうして人は大きな画面を求め、良いとされる音響の環境を揃えるのだろうと、別にラップトップやスマートフォンタブレットで十分楽しめるし大きなテレビやスピーカーなんて要らないという気持ちが少し否定された。

それにしてもアメリカで注文して、日本の発売日には手元に届くのだからびっくりする。Amazon Global配送なるものに1500円を払ってはいるものの、日本国内の離島の店舗より早く手に取れているのではないだろうか。こうしてわざわざ買った彼らのCD等は観賞用にリッピングを経て大事に保管され帰国の折にトランクルームに置いた専用のダンボールにアーカイブされる。

74: かかるコストと達成すること

https://instagram.com/p/_YC5m6LMDy/

IndiegogoでBackしていたFlicが届いた。生活の中では割と役に立っていて、割とアイデアに反応しただけで実際にはそんなに欲しくなかったという状況になりがちなクラウドファンディングのものでちゃんと届いてちゃんと使い続けられそうなものは珍しい。

設定するためのモバイル向けのアプリケーションもまともで、デバイスとの同期もBluetoothとはいえ、一瞬で出来てしまい、ソフトウェア側もかなり頑張ったのがわかり、使いはじめる時点で割と満足していた(ファームウェアのアップデートがちょっと不安定だったが、fitbitのそれに比べればマシだった)。

今はバックパックのショルダー部分に二つ。スマートフォン上のGoogle Play Musicを操作(再生のトグル、前の曲、次の曲)、Swarmのチェックイン画面の起動、カメラの起動に使っている。あと二つは自室の入り口とローテーブルに部屋の電灯のスイッチとして設置していて、見事に全て継続的に活用出来ている。

関係ないが、Flicを受け取って開封しているステーィブウォズニアックとそれを喜んでいそうなチームがとても素敵だと、プロダクトが発送されるちょっと前くらいに感じたが、クラウドファンディングでバックしていた僕達よりも先に受け取っても仕方がないなという人物もなかなか居ないと思った。

その消費するリソースは実現項目に対して妥当であるか

ただ、部屋の明かりのためだけに、FlicからBluetoothで自分のAndroidに渡り、そこからインターネットを介してiftttにHTTPリクエストが送られ、iftttからWeMoを通して僕の部屋のコンセントのON/OFFが為されるのには罪悪感のようなものがある。この経路上でいくつのコンピュータが稼働しているのだろう、僕の部屋のライトが点くかどうかというだけで。何歩か踏み出してスイッチをトグルすればいいだけではないのか。飛行機の機内から人工衛星を介して地上のインターネットと繋がってまで、人はTwitterをやる必要があるのだろうかと思ったことにも似たものを感じる。トイレを流れる水もあんなに浄水されて透明である必要は無いのにと昔の誰かは罪悪感を持ったのだろうか。

少なくともFlicが電灯と直接繋がる、しかもそれが面倒でない形でというのを内心期待したいのだろう。桶屋は儲からない。

歳を取ったせいなのかわからないが、何かを実現するためにわざわざまどろっこしいことや、その後のメンテナンスが大変なこと、スケールしないこと、ストラクチャーが美しくないことに、すすんで手を付けられなくなっている実感がある。それが叶わなければ重い腰をあげるのも難しい。

再生した音楽の履歴が共有できるようにしようという際にどこにデータストアを持って、どういう形で保存して、どのAPIを組み合わせれば綺麗になるか、どのように表示するか、それを実現する実装を考え始めたのを横目に、Twitterとiftttのアカウントを作りLast.fmと繋いで流して、このアカウントで見れるようにしたからとものの数分で提示された時に思い知った。

Twitterやiftttではアカウントが複数あり、それを切り替えることが前提になっていないので美しくない(というよりもサービス提供者的には期待していない)と引っかかる前にまず体験を試すというのを忘れ気味だったので眼から鱗であった。そういえばここ数年しばらくMVPに取り組んだ覚えがない。カード決済をするのなら、決済サービスを導入せずに、まずはカード番号をメールして貰ってそれを代わりに打ち込めばいいのだ(ダメ)。