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砕け散るところを見せてあげる

book

砕け散るところを見せてあげる (新潮文庫nex)

砕け散るところを見せてあげる (新潮文庫nex)

序盤は眺めるように空き時間で小分けに読んでいたら、途中から引き込まれるような感覚で空き時間を探しては読み、中盤以降は最後まで勢い良く読み切らされた。ライトノベルの空気を感じさせる人物間のテンポの良いやり取りが多い反面、高校でのいじめの描写が濃いめで落ち着かない気持ちのまま読み進めていた。

あれ、これミステリとかサスペンスだっけと途中から少し予想の出来てきた結末は、購入時に期待した竹宮ゆゆこ作品のイメージとは全く違った。しっかりとミスリードをさせられ最後はとても混乱し、要所要所を読み直すことになった。叙述トリックがあるなんて思わず、丸腰というかRPGでフィールドの隅々を調べるような注意を払えなかったのが悔しい。ちょっと竹宮ゆゆこの他のも読んでみようと思う。

「瑠璃も玻璃も照らせば光る」ということわざを初めて知った。

Final - ウェブ決済に用いるクレジットカード番号を逐次生成出来るサービス

product

Finalは利用先限定、ワンタイム利用を前提としたクレジットカードを逐次発行してくれるクレジットカードサービス。2016年で最も自分の生活に入り込んできたサービスといえる。

Welcome to Final.

サービス登録が即ちクレジットカードの発行で、登録時に信用調査や限度額の決定などの普通のクレジットカードと同様のプロセスを経て、自宅にカードが郵送されてくる。ウェブサービス自体はそのウェブ明細。iOS/Android向けのネイティブアプリもある。

それに加えて、サービス上で随時カード番号を発行出来る。ワンクリックで、カード番号、有効期限、セキュリティーコードが吐き出され、その場でECサイトでの購入やウェブサービスの利用料の支払いに用いることが出来る。既に40枚を越えるカードを発行し10枚ほどは無効化している。

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発行時に「決済先を限定」するか、「ワンタイムのみの利用」とするかを選択させられるのがFinalの肝で、カード情報の再利用(転用)や意図しない決済処理が行われるリスクがかなり抑えられる。特に従来のカード情報というのは物理的に発行されたものひとつを指すことになり、紛失、盗難、スキミングにより再発行を余儀なくされた際に、ウェブで登録している全てのカード情報等を更新し直すという悲惨な場面に直面することになる。最近Finalのおかげで見事に再発行地獄を免れた。

なお、当初発行された物理カードはお店などの対面決済でのみ使うことを想定されており、こちらも対面をひとつの括りとして尻尾切りが出来る。サービスにログインしてカードを止めたり再発行を依頼したりが数クリックで行える。

Apple Pay, Android Payにおいても端末に結びつけたタイミングで実際のカード番号とは違う有効な番号が内部的に発行されているところからも、別番号発行はセキュリティの面で良いアプローチのひとつといえるのかもしれない。

クレジットカードの利用においては利用金額に応じたRewardsにあたるものを気にする側面があるが、Finalはこれを一律利用金額の1%還元として、こういう特典で本質から目を逸らす気はないのでここに力を入れる気はないと掲げている。1%という数字は悪くないが、ステータスの良いカードに目をやると2, 3%やその他ボーナスなどがあることも少なくないので、利点であるセキュリティ上の問題解決とどちらを取るかというところ。

個人的にはFinalを加えた運用がこの半年で板についてきて、

という状況。

現在は新規登録について万単位での順番待ちのようだが、コンセプトのみの情報と共に事前登録が始まった頃(メールを辿ったら2014年の10月だった)に興奮して待った甲斐があった。(アメリカでまともにクレジットカードが作れる状況で)使い込みそうな人に出会えたら順番待ちをすっ飛ばしで登録出来るリファラルコードを贈りたい。数万人がコンスタントに使うとさすがのカード番号も枯渇するのではとあまり一般的にはならない感もする。

カードのイシューイング周りの業務を提携して頼んでいる銀行の名前が、First BankでそれをFinalという名前の会社が取り扱っている図にはじわじわくるものがある。

追記

まさに、デビット/プリペイドであれば同様のサービスが既に日本国内にもある。

僕もライフカードのVプリカは(元々検証用に登録したのだけど)少し活用していたことがあったけど、少なくともサービスの触り心地は良いものとはお世辞にも言えなかった(さあ、楽天含めて果たしてカード発行までに何回クリックが必要でしょう)し、Finalの動画、サービス、スマホアプリ、ログインを除いて2クリックでカードが発行されるインタフェースを触った時のような興奮はなかった。「それ日本でもあるじゃん」と言ってしまっている反面、5年くらい遅れて「これからはFinTechやで」ってなっているのが不思議だなあ。

80: カメラ付サングラス

us

この歳になってというのが気恥ずかしいが、コンタクトレンズの着用に興味が出てきた。かつて数週間だけ使ったことがあったが生活習慣上長続きせず、これまでの人生のうち7割以上を眼鏡をかけて過ごしているし、自分の使う眼鏡への愛着は割と強い。

というのも、SnapのSpectaclesをじっくりと使いたいと思ったのだ。

Spectacles by Snap Inc.

このSpectacles、プロダクトとしてだけなら面白カメラ付メガネだろ!と特に興味がなかったのだけど、その売り方のせいで何だか欲しい気持ちにさせられている。基本的にはECや店舗での販売はしていなくて(最近ニューヨークで遂にショップができた)、全国のどこかにある日突然自販機が設置され、その大まかな位置情報や設置されている景色がウェブ上に公開されるだけ。

人づてに情報が伝わり、すっかり行列が出来て売り切れてしまい、早々にeBayでは倍近くの値段で取引される(当初は10倍以上にのぼったようだ)というのを眺めていると、何となく定価に近しい価格で手に入れたくなってしまう。そのためのコストを割いてまで手に入れるのなら、使い込みたいと思うようになり自身の身体条件から合わせようと考えるに至った。ちょっと多めにお金を積めばいいだけなんだけど、それをして新しものを捕まえて最初だけ使った写真を公開して満足するスタートアップ周りのおっさんと一緒みたいで嫌だなと、都合よく買える線が無いものかと考える。ニューヨークへ遊びに行けばいいんだろうか。

正直コンタクトレンズを目に入れるのももう死ぬまでやりたくないなあと決めていたのが揺らぐのだからプロダクトひとつでこう気が変わることはとても歓迎したい。アメリカでの日光と対峙する生活に合わせて度付きのサングラスを持ち歩くこともあったが、その調整を怠っているうちに使うと頭痛がするようになったので、度無しで済むようにSpectaclesで遊ぶついでに一緒に解決出来たらいいかと目論んでいる。トランクルームに眠ったGoogle Glassも眼鏡と悪魔合体させずに使えるとまた感じる事が違うんだろうか。

Snapchatは与えるべきパーミッションが多いのに怯んで、いつかAndroid端末を買い替えたタイミングで再度の利用を断念してから縁がない。

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